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空手バカ一代 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: ナビゲーション, 検索 この項目では漫画・テレビアニメの『空手バカ一代』について記述しています。パチスロ機については空手バカ一代 (パチスロ)をご覧ください。 空手バカ一代(からてばかいちだい)は、1971年から1977年まで週刊少年マガジンで連載された、梶原一騎原作、つのだじろう・影丸譲也画の少年漫画、もしくはそれを原作としたテレビアニメ、映画である。本項では主に漫画・テレビアニメ版について述べる。 ウィキポータル 漫画作品 日本の漫画作品 漫画家 日本の漫画家 漫画原作者 漫画雑誌 カテゴリ 漫画作品 漫画 - 漫画家 プロジェクト 漫画作品 - 漫画家 目次 [非表示] 1 概要 2 アニメ版 2.1 スタッフ 2.2 主題歌 2.3 キャスト 2.4 放映リスト 2.5 DVD-BOX 3 映画 3.1 スタッフ 3.2 キャスト 4 作品の周辺 5 脚注 6 関連項目 7 前後番組の変遷 [編集] 概要 空手家・大山倍達の半生を描いた伝記的作品である。寸止めでの組手を主体とする日本の伝統的空手界に異を唱え、邪道と謗りを受けながらも実際に打撃を当てる独自の空手(フルコンタクト空手)を提唱、国内や海外を転戦する姿を追った第一部(つのだじろう画)と、自流である極真会館の立ち上げと世界進出を弟子たちの活躍と絡めて描いた世界制覇編(影丸譲也画)の二部構成となっている。 第一部は大山倍達を主人公に、世界中を転々としながら各地の強豪と戦う様子を描いている。山篭り以後一貫して背中まで伸びた長髪の姿であった。極真会館を設立した第二部からは、ストーリーの軸が大山個人から極真会館の当時の高弟へとシフトしている。その一人である芦原英幸には、別の高弟のエピソードや武勇伝を加え、準主人公として描いていた。後年、梶原は『男の星座』で、芦原のあだ名「ケンカ十段」やヤクザ15人KO事件は、安田英治のエピソードを使ったと描いている。 「実話を基にしたノンフィクション作品」という触れ込みであったが、真樹日佐夫は「内容の九割以上は梶原の創作だった」[1]と述べ、松井章圭も「漫画の通りに捉えていいのは、山崎先輩(山崎照朝)だけです[2]」と語っている。その一方で、本作は3年前(1968年)に発行されている大山著の『世界ケンカ旅行』(ベストセラーズ新書)が基になっているという見方もある[3]。 いずれにしても、梶原が“大山倍達談”と頻繁にストーリーの中で示したことと、それを余すところなく表現した劇画調の筆致により、連載中は絶大な人気を誇った。第二部に登場する大山茂、中村忠、山崎照朝、添野義二ら高弟の中には、現在でも指導者として活躍している人間が多い。なお、本作に触発されて極真会館に入門し空手を始めた人間は非常に多く、大山と極真の知名度向上を語る上で欠かせない作品となった。 [編集] アニメ版 1973年10月3日〜1974年9月25日まで毎日放送・NETテレビ系で放送された。全47話。 様々な事情に配慮してか、主人公は大山倍達ではなく架空の空手家「飛鳥拳」となっている。ピストン堀口や木村政彦といった、原作において物語の展開に重要な役割を担っていた実在の人物も、アニメ版には登場しない。また劇中の飛鳥拳は、結婚せず独身のままで通すなど、原作・現実の大山倍達とは異なる部分も少なくない。 前半は比較的原作に近い話だが、後半は世界中をさまざまな格闘技と戦いながら旅をする内容となっており、オリジナルストーリーも少なくない。アニメ版独自のエピソードに登場する敵は、ほとんど素行の悪い悪人として描かれているため、ストーリーは空手対異種格闘技というよりも勧善懲悪色が強いものとなっており、少年向けアニメとして飛鳥拳のヒーロー性を高めるための演出がなされている。 [編集] スタッフ 原作:梶原一騎、つのだじろう 企画:東京ムービー 作画監修:楠部大吉郎 美術監督:椋尾篁 撮影監督:清水達正、高橋宏固 録音監督:明田川進 音楽:小谷充 編集:井上和夫 プロデューサー:小澤英輔(NET)、稲田伸生(東京ムービー) 演出:岡部英二、出崎統 文芸担当:小田健也、松本昭典 CFD 脚本:硲健、吉田喜昭、松本昭典、七條門、吉原幸栄、小森静男 絵コンテ:黒田昌郎、豊田浩二、山本浩、井草良太、大村博秋、吉川惣司、石黒昇、佐々木正広、壬生里、山本寛己、古賀美津夫、木村圭一郎、新田義方、崎枕(出崎統)、岡部英二 演出助手:向坪利次、佐々木正広、鹿島典夫、高屋敷英夫 作画監督:木村圭市郎、飯野皓、椛島義夫、多賀一弘、宇田川一彦、進藤満尾、大坂竹志、佐々木義宏、中嶋正宏 音響:グループタック FX 効果:イシダサウンド 録音:アバコスタジオ 原画:木村圭市郎、山口泰弘、村田四郎、高倉建夫、津野二郎、後藤静夫、内海勇夫、野火芦平、進藤満尾、寺田直明、島崎修、多賀一弘、上條修、山下征二、高橋道子、伊藤幸松、鈴木昇、土屋幹夫、星野嚇子、清水恵蔵、秋山恵美子、宇田川一彦 動画:G7、影人アニメーションセンター、グループファミリー、美雪プロダクション 背景:竜池昇、曽我元、橋本三郎、楠部公子、窪田忠雄、西野佐智子、迎陽子、渡辺毅、渡部孝、中橋進 撮影:上本絢、岡本正就、高橋宏固、大屋健、今井栄司、豊永安義 仕上:小名公枝→関根栄子、イージーワールド、スタジオ古留美 実写撮影:井上和彦、西川卓磨 制作デスク:波多野恒正、加藤良雄 外国為替 制作進行:福田敬三、坂田とおる、玉田博巳、隈本寛英、つのじろう、野路一筋、吉岡優一郎、牧野和基、小倉隆正、成岡誠一郎、高根沢清、安濃高志、水島定昭 制作協力:Aプロダクション、東京アニメーションフィルム、東京現像所 制作:NET、東京ムービー [編集] 主題歌 OP「空手バカ一代」(作曲:平尾昌晃 作詞:梶原一騎 編曲:小谷充 歌:大安蓮、パイオニア児童合唱団) ED「空手道おとこ道」(作曲・編曲:小谷充 作詞:梶原一騎 歌:山崎照朝・ロイヤルナイツ) [編集] キャスト 飛鳥拳(演:田中信夫) 有明省吾(演:神谷明) 五十嵐(演:加藤治) グレート東郷(演:雨森雅司) 黒木(演:青野武) 高津(演:竹尾智晴) ナレーション:大木民夫 [編集] 放映リスト 焼けあとに空手は唸った 悲しい用心棒 正義と力の空手道 天狗と少年 新しい出発 爆発した野生 むなしい勝利 道場破りの果てに 猛牛への挑戦 耐えて耐えて耐えぬいて 非常階段の決闘 白刃の恐怖をくぐる 大熊との死闘 血の脱獄 有明省吾は死んだ 凶器となった正拳 空手を捨てた空手家 地獄からの使者 はばたけ!世界一の強者へ 赤毛の殺し屋 ジャップを殺せ! 命がけの脱出 神の手!ゴッド・ハンド 魔の死刑執行人 終りなき冒険への旅立ち 強敵!用心棒レスラー 怪物!グレート東郷 空手対ギャングの拳銃 カラテチョップ!力道山 必殺!さそりパンチ 恐怖の赤さそり ボクシングとの死闘 恐るべき!タイ式ボクシング 千本足の魔人 復讐の刃 月光にきらめくカマキリ拳法 脅威の技!マオリの斧 人間風車・カポエラ ニセ空手を許すな! サファーデと一騎打ち 地獄プロレスからの招待状 不死身の帝王・ロゴスキー 友情の報酬 初めての敗北 ケンカ空手の弟子 嵐を呼ぶ太極拳 ふたたび世界へ [編集] DVD-BOX 「空手バカ一代 DVD-BOX1」(2005年10月21日 GNBA-9034) 「空手バカ一代 DVD-BOX2」(2005年12月22日 GNBA-9036) (初回限定版オリジナルフィギュア付き GNBA-9035) ジェネオンエンタテインメントより発売。 2006年にアニマックスにて放送されるも、現:放送禁止用語は無音修正されていた。 [編集] 映画 1977年に東映で実写映画化されている。第一部が「けんか空手極真拳」、第二部が「空手バカ一代」のタイトル。主演は千葉真一、有明省吾は千葉の実弟の千葉二郎が演じた。格闘シーンをよりリアルにするため、千葉の対戦相手役に鶴見五郎、リップ・タイラー、エディ・サリバン、スネーク奄美らプロレスラーが出演している。 [編集] スタッフ 監督:山口和彦 原作:梶原一騎、影丸譲也 脚本:掛礼昌裕 企画:太田浩児 撮影:中島芳男 音楽:鏑木創 くりっく365 美術:北川弘 編集:田中修 録音:井上賢三 助監督:橋本新一 照明:山口利雄 [編集] キャスト 大山倍達 - サニー千葉(千葉真一) 藤田修造 - 本郷功次郎 グレート山下 - 室田日出男 麗子 - 夏樹陽子 劉鳳厳 - 内田朝雄 与那島剛造 - 石橋雅史 尾高 - 花田剛 徳吉 - 達純一 トッド若松 - 南利明 良江 - 水城リエ 晴代 - 西来路ひろみ 日経225 [編集] 作品の周辺 つのだじろうは、本作品の作画を担当していたが、原作者の梶原一騎とその実弟・真樹日佐夫と不仲になった。その原因に、週刊少年チャンピオン誌上で「ゴッドハンド」という大山倍達の伝記漫画(原作は大山自身が手がけた)を発表したことなどが挙げられている。その鬱憤を自作『魔子』の中で「カラワジ・イキツ・キマト・ワヒオサ・ハノクキョウ・ミツオ・レシモオイ…呪われよ!」とアナグラムに託してぶちまけたもののあっさり看破されてしまい、梶原兄弟によって監禁された挙句、各方面への詫び状を書かされる結果となってしまった。この後つのだは、『恐怖新聞』に「梶川市之進」という乱暴者の侍を登場させ、梶川を見た町民に「かかわりあいになるな!うかつにさわると首がとぶぞ!!」と逃げまわらせていた。 また、かつて自身の公式サイトで『空手バカ一代』の降板理由について触れ、「いつまで経っても原作の原稿が届かない、こんな状況で仕事ができるわけないだろう!」と往年の不満をぶちまけていたこともある。入稿一週間前には必ずシナリオを届けるよう念押ししていたにも関わらず、済崩し的にズルズル引き伸ばされ、酷いときは入稿前日にようやく原作が届くこともあったという。そのため、執筆を手伝うアシスタントにも大変な重労働を強いることになり、多くのスタッフがつのだの下から逃げ出したとのことである(ただし、公式サイト内の該当テキストは既に削除されている)。 これらのことから推して、つのだは現在でも梶原に好感を抱いていないと見る人もいる。 また本作が開始される直前まで、同じく梶原作・つのだ画による空手漫画「虹を呼ぶ拳」が冒険王で連載されていた。 [編集] 脚注 ^ 『格闘技マンガ最強伝説』(福昌堂) 1998年 ^ 『ワールド空手』 (ぴいぷる社) 2001年3月号 p.41 ^ 家高康彦著 『極真大乱』 (東邦出版) p.275 [編集] 関連項目 黒崎健時 ジョン・ブルミン 郷田勇三 佐藤勝昭 三浦美幸 大山泰彦 ハワード・コリンズ 盧山初雄 富樫宜資 岸信行 風のファイター 柏レイソル - 主題歌「空手バカ一代」の替え歌「柏バカ一代」をサポーターズソングとして使用 虹を呼ぶ拳